古典のteacherのつぶやき

動詞、助動詞、助詞、敬語、和歌、、、。古典って本当に日本語??って思う人のために、古典の先生が基礎から解説をしていきます。

形容詞と形容動詞

 

こんにちは。ウノです。

 

今回は、形容詞と形容動詞について解説をしていきたいと思います。

 

 

 

形容詞

 

 

①終止形は必ず「〜し」の形で終わる。現代語の場合は「〜い」。

 

 

②「し」を除いた部分が語幹。

 

 

③「ク活用」と「シク活用」のに種類がある。

 

 

④「なる(動詞 ラ行四段)」に続けて、「〜くなる」はク活用。「〜しくなる」はシク活用。

 

 

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下に助動詞が来る時は、左の列の活用(から、かり、、、・しから、しかり、、、)の方を使う。

ただし、断定の助動詞「なり」は必ず右側の列の活用につく。

 

 

 

形容動詞の後の本活用の連用形「く」+係助詞「は」=仮定条件(もし〜ならば)

 

 

未然形はほとんど用いられない。したがって、未然形接続の助詞(「で」など)は、左側列に付くことが多い。

入試に関しては、未然形の「く」は覚えない方が良い。

 

 

 

 

◎形容詞の語幹用法(和歌のみで使われる用法)

 

 

〔体言〕+(間投助詞「を」)+〔形容詞の語幹〕+接尾語「み」

              ↓

【訳】・・・が〜ので

《例》瀬をはやみ    → 【例】川(の流れ)が速いので

 

 

 

 

形容動詞

 

形容動詞は入試ではどれほど重要ではありません。

 

 

①終止形は「〜なり」または「〜たり」で終わる。

 

 

②「なり」または「たり」を除いた部分が語幹。

 

 

③「〜なり」がナリ活用、「〜たり」がタリ活用。

                 

             あまり出てこない

 

 

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ナリ活用形容動詞は、現代語で「〜な」と言える。

 

 

《例》 「静かなり」 →   「静かな」

  

    〜げなり ・  〜げに   →    形容動詞

 

 

他に  〜かに・〜かなり・〜らかなり・〜やかなり・〜らなり  →   形容動詞

 

 

 

 

 

 

 

 

以上で、形容詞・形容動詞の解説を終わります

お疲れ様でした。